「クリスマスあくま★ハロウィンさんた」−11





 ぼろぼろ涙を零しながらユーリは跪きました。
 すると…薄い胸板とドレスの間から綺麗なピンク色の桜粒が透けて見えたり、短いスカートの下から真っ白な腿が覗いて、危うく紐パンに包まれたスカートの中身が見えてしまいそうになります。

 コンラートとグウェンダルは血相を変えてしまいました。

「ゆゆゆ…ユーリ!屈んじゃ駄目だよっ!」
「た、立てっ!はしたないではないかっ!」
「コンラッドを許してくれるまで止めませんっ!」

 ユーリは泣きじゃくりながらスカートを掴みました。
 恥ずかしくて死んでしまいそうですけど、この強面の男を説得する方法が他に思いつきませんから、震える手でスカートの裾を掴みました。
 


「ぱ…ぱんつ、見せちゃいますよっ!」
「止めんかーっ!!」

 見てくれよりも純情な性質らしいグウェンダルは、見事に耳まで真っ赤に染めて目を逸らします。




→次へ