「王子様といっしょ」−5
「コンラートさん、生徒会劇への出演をどうにもこうにもお願いできないかしらっ!!」
瞳を潤ませた瀬川が、コンラートの教室に飛び込んできたのは翌週月曜日のことだった。
「良いですよ」
「そう言わず…っ!て…え?」
「出なくて良いの?」
「いえいえいえっ!是非とも出て頂きたいわっ!」
あまりにもあっさりと許諾してきたのが意外だったのか、瀬川は額の汗を拭って肩を力を抜いた。どうしたものか、コンラートはえらく穏やかな表情を浮かべている。王子様扱いされている人にこういう言い方も何だが、《満腹になった猫》のようだ。
一方、傍できょとんと目を見開いているのは有利なのだが、こちらもまた纏う雰囲気が変わっている。前は何かの仕草でふと香る程度だったものが、今や煌めく程の光彩を帯びて彼を輝かせていた。
心なしかコンラートの傍にいても自信に満ちているようで、先週までとは随分印象が変わった。
『あらあらあら?』
瀬川としては有利を取り込んで、演目の守秘性でコンラートも引っ張ろうと思っていたのだが、そんな策略など不必要になったらしい。
『あららぁ〜?本格的にデキちゃったのかしら?』
独り身の瀬川としてはちょっと…いや、随分と羨ましい話だが、その辺は脇に避けておく。
「本当にありがたいわ。実は、出演予定の副会長が結構酷い捻挫をしてしまって、舞台には出られそうにもない状況なのよ」
これは別に策略ではない。瀬川も人権を無視してまで生徒会劇を成功させようなどと考えているわけではなく、コンラートを引っ張るためには別の手だてを考えていたのだが、万が一彼が出られないときには結構な人気者である緒方にかなり期待はしていたのだ。
ところが、階段を踏み外した緒方が本気で怪我をしてしまった今となっては、同情票でもなんでも良いから取り込んでおかないと、保険になるような人材がいない。
丁度有利と対照的な素材でないと、今回の舞台には映えないのだ。
「本当に助かったわー。じゃあ、手短に劇の内容だけお話しておきましょうか?」
「いえ、ユーリから聞きましたから」
これまた満足そうな笑顔で言うコンラートに、ちょっとばかし瀬川は眉を顰めた。
「渋谷君…」
「ご、ゴメンなさいっ!でも、コンラッド以外には言ってないし…」
「ああ、ユーリを怒らないでください。どんなに頼んでも最初は教えてくれなかったんですよ?《出演するから教えてくれ》って頼んだんです。だから、今日は俺の方からお願いに上がる気でいたんですよ。オガタ君が演じる気満々でも…ね」
にこっと微笑む背後に、うっすらと黒い何かが掠めたのは気のせいだろうか?
確かに緒方は瀬川の企みなど知らず、有利が相手と聞いて妙にやる気満々だった。コンラートが断ったことで、出演が正式決定となるのかと思ってはしゃいでいたという証言もある。《あー、あいつ。スキップして階段降りようとしてコケたんだよ》との証言には、《どうしてくれようか》と本気で思ったくらいだ。
『でもまあ…こうなったら、コンラートさんが出てくれるんだから御の字ね』
ほっと胸を撫で下ろすと、瀬川は台本を手渡して練習日の日程などを伝えると、上機嫌で去っていった。
* * *
ドン!
パパーンっ!
文化祭の開始を知らせる空砲が鳴り響く中、生徒達はきゃわきゃわと講堂から飛び出していった。空気を読んだ校長がほんの短い挨拶をして、吹奏楽部が景気づけの音楽を響かせた後は、舞台よりもクラス展示を楽しむ面子が多い。舞台組には気の毒だが、毎年そのような構成になっていて、午後の演劇部、軽音楽部、生徒会劇の3大舞台が文化祭の目玉となっている。
「コンラッド、うちのおにぎり屋にも寄ってってよ。まだお腹空いてないかも知れないけど、御飯炊きたての方が美味しいからさ!」
有利が勧めるとおり、おにぎり屋はかなり繁盛していた。手芸部が作ったお揃いのエプロンにはおにぎりのマークが染め抜かれ、腕まくりをして威勢の良い声を掛ける生徒達もやる気満々だ。何より、業務用の特大お釜とガスボンベを借りてきているので、かなりの火力で一気にお米を炊いており、ふんわりとした良い匂いがした。
お釜をぐるっと取り囲んだ生徒達が次々に、秤の上に乗せたお茶碗へとお米を入れては、もう一個のお茶碗を逆さまに乗せて、シャカシャカとシェイカーのように振り回す。ころんと丸くなったそれをお皿に移すと、薄いビニール手袋をした別の生徒が手早く具を詰めていく。
中心部がまだ熱いくらいのおにぎりは見るからに美味しそうで、通りがかった他の生徒達も次々に集まってきた。文化祭の朝は何かしら忙しいから、あまり朝食をとっていない生徒もいるのだろう。おにぎりの下半分にはがっしりと海苔を巻いているから、片手で食べながら他の作業が出来るのも嬉しい。
コンラートも海老の天ぷらがぴょこんと覗くおにぎりを買うと、ぱくりと噛みついて相好を崩した。
「ん。おいふぃい」
「えへへぇ〜っ!良かったっ!!」
にこにこ顔の有利の口元へと食べかけの《天むす》を寄せていけば、照れながらもぱくりと噛みついてくれる。両手でお茶碗を振りながら沢山囓り取ってしまった有利は、頬袋を膨らませてはむはむと咀嚼していた。ハムスター100匹を合わせたよりも強力な《ラブほっぺ》具合である。
「やーん、渋谷君ってば可愛い。おべんとつけてるー」
「ああ、本当だね」
無遠慮な女の子が有利の頬についた米粒を取ろうと指を伸ばすが、すかさずコンラートは舌を伸ばしてぺろりと舐め取ってしまう。
一瞬、場が水を打ったように静まりかえり、そして…。
きゃぁあああああああっっっっ!!
と、絶叫の坩堝と化した。
それは腐女子的な歓声であったり、二人のどちらかを狙っていた者の悲鳴であったり、様々な感情の集合体であった。
「こここここ…コンラートさんっ!?」
「ああ、失礼。日本では指で取るんでしたっけ?ドイツでは同性への親愛のキスも頬や唇にするので、つい癖で」
《あはは》と笑うコンラートの背後に、黒いちらつきを見た者がいたりいなかったり。
「そそそそそ…そうなんですかぁ〜?」
「ええ、そうなんですよ。ユーリは知ってるよね?」
「……………うん…。まだ…馴れないけど……」
はにゅはにゅと頬を真っ赤にしてお茶碗を振り続けている有利は、かなり硬いおにぎりを作ってしまいそうだ。
* * *
そうこうする間に時間は巡り昼食ラッシュを越えると、おにぎり屋の在庫がもう少しで捌けるという頃合いになってきた。そこで有利が《じゃあそろそろ舞台準備に行くよ》と言い出すと、みんな一斉に片づけを始めた。
まだ売ろうと思えば完売も狙えるのだが、それはクラスのみんなで食べるとして、有利の勇姿を拝もうと場所取りに向かうつもりなのだ。
「そんなに気合い入れて応援しなくても…」
「いーや。立ち見なのは構わないけど、講堂に入れないなんて事になったら堪ったもんじゃないからな」
講堂は当然全校生徒を収容できるのだが、午後の部については近隣住民や生徒の家族なども訪れているから結構な人手になる。特に今年は美形留学生のコンラートが登場すると聞いて、かなり周辺にも噂が広まっているらしい。他校からやってきた生徒も既に午前中から席を押さえていたりする。
「頑張れよ、渋谷っ!」
「ファイト、渋谷っ!!」
「ゴーゴー渋谷!ファイ、ファイ、渋谷っ!」
期せずして発生したシュプレヒコールを受けながら、有利は微妙な表情で舞台に向かった。クラスメイトが応援してくれるのは嬉しいが、今回の舞台を見られるのはちょっと…恥ずかしい。
* * *
照明の落とされた講堂で、するすると幕が上がっていく。薄暗いせいか、突貫工事で作ったのだろう大雑把な大道具もそれなりの質感に見える。
幕が中程まで開いたところで漸く、舞台脇に置かれた表題が観客達の目にはいる。《生徒会劇・オランピア》…それがこの時、初めて明らかにされた劇のタイトルであった。
「オランピアってなんだっけ?」
「えー、分かんない」
聞き馴染みのないタイトルにざわざわと観客達がざわめく中、舞台の中央にはぐったりと寝台に横たわる老人(リアルに禿げた生徒会顧問の教員だ)がおり、周囲を取り囲む人々がしくしくと泣いている。ただ、老人はまだ死んでいるわけではなくて、どうやら危篤状態であるらしい。
大富豪で、高齢ながら大きな財閥のトップに立つ男には家族がいない。溺愛していた孫娘と共に息子夫婦が事故に遭い、亡くなったことが老人を弱らせた主因でもあるようだ。
「ああ…死ぬ前にせめて、一度で良い…オランピアに会いたい……」
そう叫び、虚空に手を伸ばす老人に向かって、ちょこたかたっ!と駆け寄ってきた天鵞絨地のドレスを纏う少女がいた。ショートカットの髪にはドレスと同色である深青色の天鵞絨リボンを巻いて、大きめのリボン結びにしている。まろやかな頬、つぶらな大粒の瞳、形良いピンクの唇…絵本から飛び出してきたような愛らしい姿に、観客席からは一斉に驚きの声が上がった。着ているものも、あからさまにおざなりな周囲とは一線を画する良い素材であった。
「うっわ、超カワイイ…っ!」
「えー?あんな可愛い子、うちの学校にいたっけ?」
その内、誰かがさわさわと囁き始める。
「あれ…2年の渋谷じゃね?」
「え…っ!?それ、男子だろっ!?」
「えぇ〜でも、すっげぇカワイイよーっ!!あー…ひょっとして、声出すとバレるから声が出ない設定なのかな?」
クラスメイトだけは知っていた。
《いや、単に渋谷が台詞覚えられないからだと思う》…でも言わない。有利の名誉を守るため。
「おお…おお、お前はオランピア!」
《きゅうっ》と老人の手を取ると、有利はにっこりと微笑む。
気持ちぎこちないが、容色の光彩が勝っているので誰も突っ込まない。初々しくはにかむ感じもまた、なんかイイし。
おおおおぉおおおーーっ!!
その愛らしさに、また歓声があがる。
歓喜する老人に向かって、舞台袖から優雅な所作で青年が歩み寄ってきた。すらりとした体躯を執事服で包み、髪を緩やかなオールバックにした端正な青年に、また賑やかな歓声が湧く。
「きゃぁあっ!!コンラート様よーっ!」
「コン王子ーっっ!!」
あまりにも派手な歓声に他の台詞は全て打ち消されるが、半端無い声量を誇るコンラートは大して声を張っている風でもないのに、朗々と滑らかな低音を講堂中に響かせた。
「オランピアお嬢様は奇跡的に命を留められたのです。ですが…その代償として、声を失ってしまわれました。旦那様、どうか人魚姫の悲劇に見舞われたお嬢様を、以前と変わらず愛してくださいませ」
「おお、なんと…!可哀想なオランピアっ!だがしかし、儂の愛がそんなことで揺らぐものかっ!」
コンラートの声に聞き惚れた観客達が少し大人しくなると、何とか必死で声を張り上げている老人の声も耳に届いた。瀕死にしては元気だが、まあ、素人演劇なので許して欲しい。
今度はスポットライトが舞台脇に移り、スタンドマイクに向かってぺら紙を見ながら語る男子生徒がいた。松葉杖をついたままの彼は、心なしか憮然とした表情の緒方だ。コンラートの代わりに執事役をやるはずだった緒方は、しょうことなしに動きのないナレーション役をやっているらしい。
「力強くオランピアを抱きしめた老人は、そのまま安堵して死に往くものと誰もが思った。だがしかし、老人は愛する孫娘への愛ゆえに、奇跡の復活を遂げたのである!それはそれは目出度いことではあった。だがしかし…オランピアはなんと、生きた孫娘などではなかった。それは執事が死に往く主を慮り、天才科学者に依頼して作らせた機械人形だったのである。しかも、主の死に合わせて突貫工事で作らせたために重要なネジが一本抜けているオランピアは、何かの拍子に動きを止めてしまう。再び動かすためには、背中のネジを巻かなくてはならないのだ…っ!!」
そして舞台は代わり、老人の復活パーティーとなる。
唯一人の財閥後継者が蘇ったと聞いて、様々な人々が押しかけては有利に追従の言葉を投げかけ、頭を撫で、美味しそうな食べ物を捧げようとする。しかし、その悉くを執事が巧みな動きと会話で防ぎ、機械人形の身体を護ろうとする。
観客がどっと沸いたのは、パーティーの最中に動きを止めてしまった有利に、執事がネジを巻くシーンだった。
「お嬢様は恥ずかしがり屋なので、落ち着くまでどうかダンスは私めが…」
そう囁いてふわりとオランピアの身体を抱き上げると、くるくると優雅なダンスを踊っていく。有利自身にダンスの素養がないせいもあるのだろうが、完全に身を委ねきっている有利をお人形のように抱く長身の執事に、広がるドレスの可憐なラインもあいまって、何とも見事な絵づらとなる。
丁度観客に有利が背を向けた瞬間、するる…っと素早くドレスのボタンを3つ外し、執事はポケットから取りだしたネジ巻きをきゅきゅっと締め上げる。この時露わになった背筋の白さに《ほわぁっ!》と変な声が上がってしまう。
幾ら華奢とはいえ男子の背中がちょこっと覗いただけだというのに、一体どうしてこんなに盛り上がっているのか。自分でもよく分からないまま叫んだ者が多かったことだろう。
《はふっ》と息をついて動きを取り戻した有利は、台詞がないだけに動きを止めたときと止まったときの差異が著しい。執事の手で生き生きと動き始めた《オランピア》が舞台狭しと無邪気に跳ね回る様は、ストーリーの軽妙とさも相まって観客達を湧かせる。
《オランピア》に取り入って財閥の権力や金を手に入れようとする者達も、次々に魅了されて心からこの機械仕掛けの令嬢を愛するようになり、その都度滑稽なくらいの入れ込みようをみせて迫っては、冷静な執事にあしらわれてしまう。その遣り取りがやたらとおかしくて、舞台は大爆笑と歓声に包まれた。
ラストではとうとうオランピアが人形だと分かり、俄喜びと知った大富豪は絶望して打ち拉がれる。コメディからうって変わってのシリアス場面は演技力の問題とシナリオの拙さでちょっと唐突ではあったものの、《オランピア》と、それを仕込んだ執事が一体どうなってしまうのか、否応なしに観客達は息を呑む。
その時…初めて、《オランピア》が一言だけ口を利いた。
「おじいちゃま…だいすき」
それは辿々しい台詞回しであったけれども、喋れないはずの人形が口を利き、ほろりと一粒の涙を零したことで、そこに生命を持った生き物が現れたのだと誰もが感じた。
執事に促されて、呆然とする大富豪に《オランピア》が抱きつくと、呻くような歓喜の声を上げて大富豪が叫ぶ。
「私のオランピア…っ!!ああ、人形なのがどうした、機械仕掛けなのがどうしたというのだ。オランピアだ…お前はかけがえのない、私のオランピアだ…!!」
舞台上の役者達が一斉に拍手をし、感動的な音楽が放送機器から流されると、講堂に詰めかけていた人々もほろりと涙を滲ませながら割れんばかりの拍手を送った。
こうしてこの年の文化祭は、華々しく幕を閉じることとあいなった。
* * *
『やったぁあっ!!』
観客達に負けぬ勢いで手が痛くなるくらいの拍手を送る瀬川は、例に漏れず涙を滲ませていた。演劇部に頼んで昔やった演目の台本を譲り受けたので、話の流れは知っていたのだが、それでも達成感やらなんやらがどっと押し寄せてきて嬉しくて堪らない。
生徒会長なんてものは《上手くやって当たり前》で、あまり日の目を見ることはないし、褒められることも少ない。せいぜい教員から労いの言葉を貰うくらいで、進学やら就職に関しても、それほど大きな影響は無いと聞く。それでも毎年立候補して《やろう》と思う者がいるのは、何かがこうして一つ一つ完成していく過程が楽しいのだろう。
「瀬川、お疲れさん」
「緒方君こそ、ナレーター良かったわよ」
拳でゴツンと肩をたたき合って健闘を称え合う。瀬川は完全に裏方として下準備や物品の手配に飛び回り、当日は女だてらに大道具の位置替えなども行った。生徒会役員は殆どがそうして、地味な作業に携わっていたのだが、誰もが不満を口にすることなく毎年《人気者》を生徒達の前に披露して、高校生活の思い出となるように尽くすのだ。
「コンラートさん、渋谷君、ありがとう!」
「先輩方こそ、お疲れ様でした!」
有利は恥ずかしそうにしていて、早く服を脱ごうと更衣室に向かおうとしたが、まだ彼には仕事が残っている。
「あらあら、渋谷君たらお仕事が残っているわよ?」
「え?」
「写真、撮らないとね」
「えーっ!?」
「ちゃんと説明したでしょ?写真の売り上げが生徒会費を潤わせるのよ?後輩達の為に、頑張ってね」
そう。何だか生徒会役員にとっての美談みたいに話を展開させていたが、彼らとて欲はある。年々厳しくなっていく学校運営費の中からクラブ活動費や生徒会費を捻出させねばならないので、唯一の収入源である《文化祭の売り上げ》は馬鹿にならないのだ。運動部の遠征費やら零細クラブが潰れないようにするためには、潤沢な売り上げが必要なのである。生徒会劇の写真は、密かにその主軸を為していた。
勿論、公演中に隠し撮りをしている生徒もいるが流石にフラッシュを連射しては迷惑だからと、下手をすれば講堂内から摘み出されてしまうので、良い写真はやはり舞台を引けた後、写真部に撮ってもらったものが一番質が良い。ちなみに、公演中の様子はビデオ撮影されて映画部が編集し、これも販売されることになる。
「よろしくね、渋谷君、コンラートさん」
ニヤリと嗤う瀬川会長の微笑みは、講堂の暗さとも相まって結構…怖かったという。
その年の生徒会劇関連の写真、ビデオにる収益は前年比10倍を軽く越えるものであったという。新たな人材が入学してこない限り有利は出演させられ、特別出演としてコンラートが招聘されることは間違いないだろうというのが専らの噂であった。
おしまい
あとがき
とりあえず、モヤモヤしていたシリーズをいったん打ち止めさせてもらいます。
「ゲルツヴァルトの王子様」は設定は大好きなのに、初回の連載から《盛り上がりそうで盛り上がらない》という展開であったこのシリーズでした。今回もやっぱり恋愛的には盛り上がらないまま終わってすみません…!チュンチュンも言わんかった…!エロは常に次男が変態臭くなるので、流石に王子様キャラに馴染まないしっ!(←書きにくい原因はコレかっ!)
でも、やっぱり文化祭ネタは楽しい〜。いや、書いてる側の立場だけなんで、呼んでてどうかは分からないのですが…。
学生生活の中では高校が一番楽しくて、中でも文化祭は凄くわくわくして準備をした記憶があるので、何度も繰り返し文化祭を扱ってしまいます。
高校では生徒会はお手伝い程度にやってて、基本はマン研で《ぼのぼの》と《ごまちゃん》の手塗りうちわを延々50枚くらい描いたとか、その場でリクエストして貰った漫画のキャラを記憶を頼りに描いたとか、そういうオタク記憶の方が強いんですけどね。
読まれた方が懐かしい記憶を蘇らせたり、リアルタイムで文化祭を楽しんでおられる方に《そうそう》とか思って頂けると、とても嬉しいです。
あ、オランピアの元ネタはガラスの仮面でマヤの通ってる高校演劇部がやっていた劇です。ああいうラストなのかどうかは知らない。そして執事役は機械仕掛けのメイドさんでした。次男のメイド…どうしようかと思ったんですが、方向性が変わりそうなので止めました。
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