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 ちょっとヒトコト

 絵本の方を一休みして、全6ページで『茶うさぎ仔育て奮闘記』をお送りします。

 『ネタ的にどうよ』と思わなくもないのですが…解熱用の座薬の話です。

 一般的にも言われるとおり、解熱剤はあまり頻用すべきではありません。これは、病原体の進入を察知した脳幹の視床下部にある体温調節中枢が体温をあげることで新陳代謝を活発にして、病原体の不活性化を促すので、解熱剤でひょいひょい熱を下げてしまうと病気が長引きやすい為です。

 ですが、小さい子どもや老人ではその発熱に身体、特に脳がもたなくなりますので、あまりにも熱が高い場合には頓服(一時的な服薬)として解熱剤を用います。

 しかも、経口(口から飲む)解熱剤は肝臓で代謝されるのを考慮して成分を多く配合していますので、子どもの身体には薬自体が負担になってしまいます。そこで、肝臓を経由せずに大静脈系に合流していく直腸下部からの吸収を狙って座薬を投与します。

 座薬の投与量も子どもの体型から算出しますので、体重が軽い子だと少量になります。

 そんなわけで、うちも娘が高い熱を出したときに一度だけ座薬使ったのですが…私が下手なのか、痛がって可哀相でした。