「クリスマスあくま★ハロウィンさんた」−14
おまけ
サンタの服に着替えてから、ユーリは《らぶほてる》というところに行きました。そこで《恋人の契り》を交わすためには、服を全部脱いで《抱き合》ったり、《合体》するのだそうです。《巨大ロボ》にでもなるのでしょうか?
うきうきとユーリの服を脱がせていくコンラートでしたが…急に何かを思い出したように爪を切り始めました。
「どうしたの?」
「いけない、いけない…大切なユーリを傷つけてしまうところだった!敏感で柔らかいところを馴染ませなくてはならないからね」
そう言うと、コンラートはぱんっと手を叩いて空中に甘いジェルの入ったチューブを取り出し、指に絡めていきます。それはユーリの好きな、ちゅーちゅー吸って舐めるタイプのホワイトチョコレートジェルです。
「???」
一体どこを馴染ませるというのでしょう?
よく分かりませんが、とても甘くて良い香りがしたのでユーリはぺろりとコンラートの指を舐めました。
「おや…積極的ですね」
コンラートは興奮したような声で甘く囁くと、濡れた眼差しを送ります。
ユーリが我が身で爪とジェルの意味を知るのは、5分後のことでした★
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