「恋華」の柚木凛様より素敵なクリスマス脱衣話を頂きました! 白い指先が赤いファーコートを払うと、寝台の脇にパサリと音を立ててコートが落ちた。 宵闇にしなやかな細い裸身が浮かびあがり、コンラッドはその美しい少年に見蕩れた。 有利はコンラッドの首筋に腕を絡め、そっと囁いた。 「愛してるよ……コンラッド…だから」 今年のクリスマス・プレゼント……俺をあげるね? そしてコンラッドは本能の赴くまま、少年を組み敷いたのだった。 朧気に意識を浮上させたコンラッドは肌を刺す寒気に眉をしかめ、重い瞼を開けた。 窓の外は白い氷の結晶がちらちらと風に乗って舞い踊り、道理で寒いと思った、とぼんやり眺めた。 育ち切った魔族のコンラッドは今更雪まみれになって遊ぶ程、純粋な子供ではないが、それでも風情があって美しい光景だと思った。 鍛えられた男の躰には、昨夜の情交の痕である……紅い所有の証が幾つも付けられてあり、引き締まった彼の肢体を淫猥に彩っている。 無造作に前髪をかきあげる仕草には男の色香が漂い、恋の狩人たる母親の血が確実に流れているのを伺わせる。 悩ましげに甘い吐息を吐くと、コンラッドは隣で眠る愛らしい恋人を蕩けるような眼差しで見つめた。 シーツに隠されている白い躰にはコンラッドと同じく紅い痕が散りばめられていて、再び躰の中心に熱が籠りそうになるほど淫美な眺めだ。 やがて瞼がふるりとうごめき、漆黒の瞳が現れた。 「ん…、もう…朝…?」 かすれた声にコンラッドは苦笑を浮かべ、彼の桜色の口唇に自分それを重ねた。 「Merry Christmas Yuri、躰は大丈夫?」 耳朶を軽く咬んで甘く囁けば、有利はコンラッドの厚い胸元に貌を擦り寄せへーきと答えた。 「ところでユーリ?」 腕の中に有利を抱き込んだコンラッドはしみじみとのたまった。 「幾ら何でもサンタの衣装の下に何も着ないでベッドでスタンバイはどうかと思いますよ? 嬉し過ぎて死ぬかと思った」 魔王陛下は真っ赤になって、ぽかりと護衛の頭を殴った。 end
ありがたいことに、「危うし!コンラート様」の次男脱衣シーンに官能…いや、感応してこのお話を書かれたとか! しかも、どちらかといえは有利比重の高い私の為に、有利の脱衣ですよ! いや、「プレゼントは俺で」って次男が脱いでくれても十分嬉しいんですけどね。 ただ、うちでやると「裸コート」の変態さん臭くなる可能性は大なんですが…凛様なら大丈夫ですよ。 次男、積極的なゆーちゃんにちゅーちゅーされたらしい痕が大変魅惑的です。(←こう書くと、授乳っぽいですが…) |