〜盛り上がり上様モード有利、次男に誘い受け〜
「かかって来いや」







「あ…ぁっ…あぁあーーっっ!!」

 激しく海老ぞりになって気を遣ったユーリが、くてんと脱力してしまう。
 お誕生日ということでコンラートが張り切りすぎたせいか、どうやらねちっこく感じやすい場所を抉りすぎたようだ。

 途中で何度も《も…だめっ》とか《おねがい、ゆるしてぇ…っ…》と泣きじゃくられたのだけど、あんまり可愛いものだからついつい苛めてしまった。誕生日プレゼントを縛っていたリボンで花茎の付け根を縛り、何度も空イキさせたこともあって、堰き止められていた白濁を開放しながら後ろでイったユーリは、断続的に吐精を続けながら痙攣していたほどだ。

 軽く白目を剥いて涎を垂らす姿も、あられもなく脚を開いた様子さえもが愛らしくて堪らない。《ぐちゅん》と音を立てて後宮を掻き回し、再び律動を始めたコンラートは腰が止まらなくなるのを感じた。

 誕生日のプレゼントに、《あんたって、普段すげェ遠慮がちなんだもん。誕生日祝いに、あんたが限界って思うまでセックスして?》と夢のような発言をしてくれたおかげで、後から怒られる心配もない。

「ああ…ユーリ…最高だ。こんなにぐちょぐちをなのに痛いくらい締め付けてきて、最高のお尻だよ」
「ぁぐ…ふ…ぅうっ…」

 脚を大きく開いて片脚を肩に乗せ、勢い良く突き込めば、力を失った花茎がぷるんと揺れ続け、雄蕊をずっぷりと銜え込ませた蕾からは挿入の度に白濁が散る。

「ふふ。まるでお尻から射精してるみたいだよ?はしたない魔王様だ」
「はしたない…だとう?」
「…え?」

 《ゴゴゴゴゴ》…このオーラは…まさか…そんな……。

「うううう上様っ!?」
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃんっ!久しいのぉ…ウェラー卿よ」

 ざわざわと伸びた漆黒の髪と、瞳孔が縦に割れた妖しい瞳。ユーリの可憐さとはまた違った妖艶な魅力を誇る上様が、独特のオーラを放ちながらぺろんと唇を舐めた。

「どどどど…どうして現れましたのでございますか!?」
「餅つけ。言葉がオカシイぞ」

 上様の言葉がオカシイのは常設だから良いのか?
 いや、それより何より上様ご登場と同時に、しなしなと萎えてしまった雄蕊の方が問題だった。

「ぬっ!?貴様…何故陰茎を萎縮させておる。失礼な」
「大変申し訳ないのですが、幾らユーリの肉体であっても中身が違うとなると…」
「萌えない。そう申すのか!?」
「憚りながら、そんなところです」
「なにを勿体ないことを言っておる。予は貴様の陰茎をぺろぺろちゅくちゅくして気持ちよくしてやっても良いのだぞ?」
「う」

 それは確かに魅惑的ではある。
 だがしかし、相手がユーリであればこそだ。

「すみません。それはいつか恥じらいながら上目遣いのユーリが《きもひいぃ?》と見上げてくれるのを心待ちにしているので、それまで清い身体で待ちたいと思います」
「清い身体が聞いて呆れるわ。真っ黒凶悪チンポをしておるくせに」
「ま、真っ黒じゃないですもん!ちょっと鳶色がかってるだけです!」
「白人のクセして鳶色な段階で、どれほどのヤリチンか想像がつくわ」
「ひどい…」

 半泣きになって雄蕊を引き抜くと、流石に上様も《んっ》と呻いて息を詰める。《ごぷん》とアナルから溢れ出す精液が小さな双丘を伝い、シーツに染みを作っていく。

「ふむ、大量の精液だの。まだ出るのか?」
「只今打ち止めとなっております。またのご利用をお待ちしております」

 素早くズボンのフロントを整えて逃げようとするのだが、何故か四肢が動かない。

「上様っ!?」
「くくく…逃すと思うかウェラー卿よ」
「ひーっ!」

 なんということだろう。水差しからにゅるんと伸びた水触手がコンラートの四肢らきっちり関節技を決めているではないか。

「上様、痛いですっ!超痛いですっ!」
「なんの戯れ言を。その程度で音を上げる筈はあるまい。拘束を緩めさせて逃げようと言う浅はかな知恵であろう」

 チッ。引っかからないか。ユーリなら絶対聞いてくれるのに。
 …というか、そもそもユーリはこんなことしないか。

「どれ、陰茎も可愛がってやろうぞ」
「う…っ」

 ぱくんと雄蕊を銜えた上様は、喉奥まで使って激しく愛撫をしてくるのだけど、さきほど派手にイっているせいもあって、なかなかコンラートは勃起しない。

「なんだこの無力なふにゃチンは。踏み潰すぞ?」
「お止めください!洒落になりませんっ!」
「嫌なら勃たせろ」
「無理ですっ!俺はユーリにしか勃たない身体になってしまったのですからっ!」
「なんという融通の利かない不能男だ!」

 ピュアで貞操が硬いと言って欲しい。
 しかし上様も流石にこれは拙いと思ったのか、急に表情が変わった。

「あ…れ?コンラッド?なにしてんの?」
「ユーリっ!?」
「わ…股間全開とか。え?え?そういうプレイなの?」
「違います!上様が…」

 そういえば上様と肉体の支配権を変えたのなら、何故コンラートは拘束され続けているのだろうか?不審に思っていると、ユーリもおかしな声を上げた。

「わ…っ!か、身体が勝手にっ!!」
「…っ!」

 ユーリの身体はコンラートの股間に近づいていって、真っ赤になりながら雄蕊を凝視していたかと思うと、ばくんと口の中に含んでしまった。

「んぐぐ…むぐぅ〜っ!」
「ユーリっ!ユーリっ!!」
「はぅ…んっ…くるひぃ…っ」

 ユーリは苦しそうに呻くが、雄蕊は恥ずかしいほど正直に勃起してしまう。

「こんあっど…おっきぃ……」

 舌っ足らずな言葉遣いにも萌えてしまって、コンラート史上初とも言うべき大きさまで雄蕊が膨隆してしまう。

「ゃだ…か、身体が勝手にぃ…」
「う…ぁ……」

 自分からお尻の孔を《くぱぁ…》っと開いて白濁を垂らしながら、ユーリは自ら尻を突き出してコンラートの巨大な雄蕊を銜えていく。すると水の触手が動きを手伝って、騎乗位に形を採らせた。

「ぁっ!やだっ!やなのに…気持ち良い……ッ…」

 《ぬちゅんっ》《ずちゅんっ!》ぬめる音を立てながら抜き差しを繰り返せば、継ぎ目部分で白濁が泡を作って弾ける。恥ずかしい感触と水音に、ユーリは気の狂わんばかりだった。

「コンラッド…好き…好きぃ…っ!あ…おちんちん、俺の中でいっぱい…っ」
「ユーリ…っ!」

 《どくんっ》と爆ぜた欲望の証をユーリの体腔内に叩き込めば、心地よさそうに反り返ってユーリも射精する。飛び散った白濁は勢い良く、コンラートの胸板や頬にまで散った。
 すると、アヘ顔を晒していたユーリの顔がスッと変化する。

「くっ!今度は早漏過ぎだろうっ!何故硬度を保っておかないっ!」
「無茶言わないで下さいっ!」

 へなへなと力を失っていく素直過ぎる雄蕊は、《本日のお仕事は終了しました》とばかりに縮こまっていく。渋茶でも啜りそうな勢いだ。

「ぁんっ!」

 再びユーリの意識が戻って真っ赤になり、恥ずかしそうにアナルから雄蕊を引き抜こうと足掻いたものの、足を滑らせて奥まで呑み込んだことで《ぴゅぐっ》と蜜を飛ばしてしまう。

 その姿に萌えたコンラートが再び腰遣いを再開させ、《さあ行くぞっ!》という瞬間に上様に変わるが、また《しゅしゅしゅしゅしゅ〜》と雄蕊が縮む。

「いい加減にしろーっ!」
「それはこっちの台詞ですっ!!」

 大変ホモウで不毛な闘いは、翌朝まで続いたのであった。


おしまい


あとがき



 おしまいと言って良いのでしょうか?
 まさに801と申しべきか、見事にオチてないですね。